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残像に口紅を (中公文庫 つ 6-14) 文庫 – 1995/4/18
筒井 康隆
(著)
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- 本の長さ337ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日1995/4/18
- ISBN-104122022878
- ISBN-13978-4122022874
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出版社より
登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (1995/4/18)
- 発売日 : 1995/4/18
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 337ページ
- ISBN-10 : 4122022878
- ISBN-13 : 978-4122022874
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,751位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1934(昭和9)年、大阪市生れ。同志社大学卒。
1960年、弟3人とSF同人誌〈NULL〉を創刊。この雑誌が江戸川乱歩に認められ「お助け」が〈宝石〉に転載される。1965年、処女作品集『東海道戦争』を刊行。1981年、『虚人たち』で泉鏡花文学賞、1987年、『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、1989(平成元)年、「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、1992年、『朝のガスパール』で日本SF大賞をそれぞれ受賞。1997年、パゾリーニ賞受賞。他に『家族八景』『邪眼鳥』『敵』『銀齢の果て』『ダンシング・ヴァニティ』など著書多数。1996年12月、3年3カ月に及んだ断筆を解除。2000年、『わたしのグランパ』で読売文学賞を受賞。
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2024年1月27日に日本でレビュー済み
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なんていえばいいんだろう。初めて読んだ筒井康隆作品だけど、素直に作家としてカッコいいと思ってしまった。メタ的表現で、本来は反則だと思われがちなことばかりしているのに、筆者の実力でねじ伏せている感じがある。構成力や展開、そしてコンセプト、これらすべてに脱帽するしかない。芸術に一歩足を踏み入れたような狂気的なラストらへんも熱意を感じて唸ってしまった。自分も作家の端くれみたいなところがあるので、逃げずに勝負しているのが作家として素晴らしいと感じた。小説って本来なんでもありだからね、を文字通り体現したような実験作品。これがプロの小説家か。
2024年2月13日に日本でレビュー済み
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子どもの読書感想文に購入しましたが、4年生の息子には早かったようで、、、4ページくらい読んで終わりました、、
2024年2月11日に日本でレビュー済み
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世界から音が1音ずつ消滅していき、消えた音を使わないと描写できないものは作中世界から実際に消えてしまうという、実験小説のような小説。
正確には「『そのような実験小説を書いている作家の主人公』の分身である『小説内の主人公自身』が、消えていく事物や言葉に四苦八苦しながらも、いろいろなテーマに挑戦したりする様を、実際に使う音を制限しながら書き上げた小説」
作中でだいぶ音が消えてるのに官能描写をするパートと、ほぼ音が消えているのに詩を読んでみるパートは完全に芸術の域に達している。
正確には「『そのような実験小説を書いている作家の主人公』の分身である『小説内の主人公自身』が、消えていく事物や言葉に四苦八苦しながらも、いろいろなテーマに挑戦したりする様を、実際に使う音を制限しながら書き上げた小説」
作中でだいぶ音が消えてるのに官能描写をするパートと、ほぼ音が消えているのに詩を読んでみるパートは完全に芸術の域に達している。
2024年1月5日に日本でレビュー済み
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最初はあらゆる道具が、大切な人が、施設が消えていく様子を物語の観客のように感情移入しながら見れるが、
途中から小説としてのメタさが顕著になってきて、筒井先生の書き手としての挑戦を見守っているようなドキュメントを見ているような、そんな気持ちになってくる。
そんな小説としてのメタさ、言葉の独裁者になっていく主人公の酷い言動の様を描いている小説は今まで出会ったことがなかったし、その場面が1番笑ったり驚いたりと一喜一憂させられた。
途中から小説としてのメタさが顕著になってきて、筒井先生の書き手としての挑戦を見守っているようなドキュメントを見ているような、そんな気持ちになってくる。
そんな小説としてのメタさ、言葉の独裁者になっていく主人公の酷い言動の様を描いている小説は今まで出会ったことがなかったし、その場面が1番笑ったり驚いたりと一喜一憂させられた。
2021年12月26日に日本でレビュー済み
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Tiktokで話題になった実験作。
文章から文字が一文字ずつ消えていく。主人公がこの小説自体を書いていて、文字が減っていくのも自覚して書いているという、メタ展開。世の中に叙述トリックやメタ展開の話は数あるが、小説にしか書けない実験だなと思いました。話が面白いというより、実験の顛末を見ている感じです。
文章から文字が一文字ずつ消えていく。主人公がこの小説自体を書いていて、文字が減っていくのも自覚して書いているという、メタ展開。世の中に叙述トリックやメタ展開の話は数あるが、小説にしか書けない実験だなと思いました。話が面白いというより、実験の顛末を見ている感じです。
2021年10月16日に日本でレビュー済み
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技術点★★★★★
読みやすさ★★☆☆☆
作品としての面白さ★★★★☆
物語としての面白さ★☆☆☆☆
読みやすさ★★☆☆☆
作品としての面白さ★★★★☆
物語としての面白さ★☆☆☆☆