![一個人(いっこじん) 2023年 11 月号 [雑誌]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/817vao4CcIL._AC_UL160_SR160,160_.jpg)
日本の温泉の中で、特にひなびた雰囲気を持っている温泉やユニークな特徴のある温泉を選び出し、その温泉の持つ独特の雰囲気を写真で提示し掲載したという内容でした。大体１ページに一つの温泉を掲載し、特にユニークで残したくなる温泉は見開き２ページを使って大きく紹介してあります。全国の「温泉遺産」と銘打たれていますが、確かにそのような雰囲気を漂わせているところばかりです。
本文のページでは温泉の泉質、効用、風情、歴史などを中心に紹介してありました。所在地、アクセス、電話番号、営業時間、定休日、日帰り温泉の入浴料、泉質などが掲げられていますので、実際に温泉に行く場合は、有用な情報だと思いました。各地の温泉を調べ、実際に訪れて堪能してきた者でないとここまで詳しく網羅的には書けないですね。とても参考になりました。
「カラフルなお湯 大集合!(66p以下)」では、乳白色、赤い鉄の湯、青色の湯、グリーンの湯、茶色の湯、醬油色など、その美しい色合いが写真から見て取れました。
温泉につかることで、心を癒し、からだの疲れが取れることはこれまで数多く体験してきました。温泉がもつ効用は、日本人だけでなく、近年はインバウンドの人たちにも広く知れ渡っています。
当方は温泉マニアではありませんが、旅好きですので、これまで数多くの温泉を愛用してきました。とはいえ、本書掲載の温泉をほとんど知らないわけで、その意味では未知との遭遇を果たしてくれていました。
当然ながら、鄙びた雰囲気の温泉が多く、秘湯と言い換えても良いところが多く掲載されています。当然ながら、交通の便が悪いところが散見します。もっともそれゆえ、人の訪れることが少なく、「ひなびた感」が残っているのでしょう。
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