Try a Free Trial of Amazon Prime
Start your FREE trial of Amazon Prime and enjoy immediate access to Prime benefits
Non-Prime | Prime | |
---|---|---|
Standard Shipping | ¥410 - ¥450* | FREE |
Expedited Shipping | ¥510 - ¥550 | |
Scheduled Delivery | ¥510 - ¥650 |
*Eligible for FREE Standard Shipping on orders over ¥3,500
Join Prime and enjoy benefits. Your Free Trial can be canceled anytime.
¥704¥704 Tax included
Ships from: Amazon.co.jp Sold by: Amazon.co.jp
¥399¥399 Tax included
FREE delivery June 6 - 8
Ships from: Nii︎style Sold by: Nii︎style
Download the free Kindle app and start reading Kindle books instantly on your smartphone, tablet, or computer - no Kindle device required.
Read instantly on your browser with Kindle for Web.
Using your mobile phone camera - scan the code below and download the Kindle app.
コクーン (光文社文庫 は 36-3) Paperback Bunko – April 11, 2019
Purchase options and add-ons
- Print length359 pages
- LanguageJapanese
- Publisher光文社
- Publication dateApril 11, 2019
- ISBN-104334778305
- ISBN-13978-4334778309
Frequently bought together
Customers who viewed this item also viewed
Product Details
- Publisher : 光文社 (April 11, 2019)
- Publication date : April 11, 2019
- Language : Japanese
- Paperback Bunko : 359 pages
- ISBN-10 : 4334778305
- ISBN-13 : 978-4334778309
- Amazon Bestseller: #271,125 in Japanese Books (See Top 100 in Japanese Books)
- #1,646 in Kobunsha Bunko
- #76,227 in Literature & Literary Criticism (Japanese Books)
- Customer Reviews:
About the author
略歴:
1976年東京生まれ。
2009年、はまなかあき名義にて『ライバル おれたちの真剣勝負』で第1回角川学芸児童文学賞優秀賞受賞を受賞し、児童小説作家としてデビュー。
2012年、『ロスト・ケア』にて第16回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞し、ミステリ作家として活動を開始。
筆歴:
2009年『ライバル』※はまなかあき名義(第1回角川学芸児童文学賞優秀賞受賞)
2013年『ロスト・ケア』(第16回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞)
2014年『絶叫』(第36回吉川英治文学新人賞候補、第68回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)候補)
2016年『ブラックドッグ』『コクーン』(第38回吉川英治文学新人賞候補)
2017年『政治的に正しい警察小説』
2018年『凍てつく太陽』(第21回大藪春彦賞受賞、第72回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)受賞)
2019年『W県警の悲劇』『Blue』(第10回山田風太郎賞候補)
2020年『そして、海の泡になる』
2021年『灼熱』
Customer reviews
-
Top reviews
Top reviews from Japan
There was a problem filtering reviews right now. Please try again later.
精神的に余裕のある時にみることをお勧めしたいです。
だが、残り1/3を読み進めるにつれ、しだいに宗教にのめり込む狂気を描きだし、作者はオウム真理教という素材の料理に取り掛かる。小説上の丸の内の機関銃乱射事件も、現実の世界で地下鉄の中で毒ガスを撒くのも、有り得たかもしれないもう一つの姿は、自分の姿であり、あなたの姿でもあると。
風呂敷を広げ過ぎと書いたのは、満州の引揚げから、行路病院、マイノリティ、東日本大震災と、これでもか、これでもかの展開が上滑りで、書きたい内容は判らなくもないので、ここはじっくりとオウムに特化して、葉真中顕でしか書けなかった世界を期待したのだ。
とある信仰宗教教団が巻き起こしたテロを中心に被害者、加害者それぞれの時点で交錯し登場人物がかなり多いので自分で相関図を書いたりしました笑。読み終わった感想はlife goes on、人生は続く、ということです。
ただ一番気になる「教祖はなぜ教祖になったのか」を紐解く描写がなかったため、肩透かしを食らった気分にはなりました。
一見関係のなさそうな各話が、それぞれ微妙につながっているのですが、葉真中顕氏の作品ですと過去の作品のようなどんでん返しを期待してしまい、やや物足りなさを感じます。
これまでの展開からは、ある意味予想がつかない結末でしたが、作風の幅が広がっているような気がします。
一つの事象が及ぼす、全く違う未来。
松本智津夫が、麻原彰晃にならなかった世界です。
もしかしたら、麻原になったかも知れない人物も描かれています。
新興宗教のテーマでは、
既に、八日目の蝉とか1Q84とか。メジャー作家による面白い作品が有るので、もう今さら感があり、
どこかで読んだ気がしてくる訳で、
この作品ならではの特別な面白さは感じられなかった。
4人のストーリーのそれぞれが絡み合ってる部分は、
この後にどんなに展開、驚きに成るのだろうかと、
ワクワクする。
なのに、何かオチがあるということでもなく、
単に短編が4つ有るだけで、それぞれがすっきりしない。
またそれも、行路病院や、差別や、近親相関などのちゃっちい悲惨な話しで、三面記事レベル。ウシジマくんを数話読んだ感じで、嫌な野次馬気分が残るだけ。
さらに最後も、なんか気持ち悪い人生観みたいなヤツでまとめられ誤魔化された感じ。
それぞれの視点で見ると、違う展開がわかるというような作りにしてあるといいのになと思った。
4つの話が絡むのに、複合的な面白さが無い。
作中登場する黄金の蝶に導かれて、「沼地を歩くような重苦しい弱者の人生」を幾つも共に歩むことになります。正直、楽しくはない。
沼地を抜けたい。安くない本を買ったからには、カタルシスが欲しい…読み終えることが目標となってページを繰る。
すると最後に、じんわりとする結末が待っていました。読了感とは別な、うまく言葉で言い表せない満足感を得られたように思います。
作者の過去作に比べ刺激性は薄いですが、これはこれで面白かったです。
それにしても…カバー裏のエクストラ掌編を読むか読まないかで、読後感がずいぶん変わっちゃいますねコレ。