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有限と微小のパン (講談社文庫) 文庫 – 2001/11/15
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萌絵たちが訪れたテーマパークで次々と起こる不可解な事件の背後には。
日本最大のソフトメーカが経営するテーマパークを訪れた西之園萌絵と友人・牧野洋子、反町愛。パークでは過去に「シードラゴンの事件」と呼ばれる死体消失事件があったという。萌絵たちを待ち受ける新たな事件、そして謎。核心に存在する、偉大な知性の正体は……。S&Mシリーズの金字塔となる傑作長編。
- 本の長さ870ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2001/11/15
- 寸法10.8 x 3.4 x 14.8 cm
- ISBN-104062732947
- ISBN-13978-4062732949
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商品の説明
著者について
1957年愛知県生まれ。現在、某国立大学の工学部助教授。1996年、『ずべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し、衝撃デビュー。以後、犀川助教授・西之園萌絵のS&Mシリーズや瀬在丸紅子たちのVシリーズほかの作品を発表し人気を博している。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2001/11/15)
- 発売日 : 2001/11/15
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 870ページ
- ISBN-10 : 4062732947
- ISBN-13 : 978-4062732949
- 寸法 : 10.8 x 3.4 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 136,948位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1957年愛知県生まれ。工学博士。
某国立大学の工学部助教授の傍ら1996年、『すべてがFになる』(講談社文庫)で第1回メフィスト賞を受賞し、衝撃デビュー。以後、犀川助教授・西之園萌絵のS&Mシリーズや瀬在丸紅子たちのVシリーズ、『φ(ファイ)は壊れたね』から始まるGシリーズ、『イナイ×イナイ』からのXシリーズがある。
ほかに『女王の百年密室』(幻冬舎文庫・新潮文庫)、映画化されて話題になった『スカイ・クロラ』(中公文庫)、『トーマの心臓 Lost heart for Thoma』(メディアファクトリー)などの小説のほか、『森博嗣のミステリィ工作室』(講談社文庫)、『森博嗣の半熟セミナ博士、質問があります!』(講談社)などのエッセィ、ささきすばる氏との絵本『悪戯王子と猫の物語』(講談社文庫)、庭園鉄道敷設レポート『ミニチュア庭園鉄道』1~3(中公新書ラクレ)、『自由をつくる 自在に生きる』(集英社新書)など新書の著作も多数ある。
ホームページ「森博嗣の浮遊工作室」(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/)
●これから出る本→予定表(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/timetable.html)
●作者による作品の紹介(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/myst_index.html)
●出版された本の一覧→出版年表(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/nenpyo.html)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
VRが手軽に一般人でも手に入れられるようになった今読むとすんなりと頭に入ってきますが、こんな世界を発展させているのは小説に登場するような突拍子もない天才たちが担っているのかなぁと感じ、現実とのニアミスにもゾクッとします。
純文、推理小説双方が好きな私にとっては非常に良くハマるシリーズでした。
話の大筋はドラマの通りなのですが、この本の魅力は登場人物会話の端々に盛り込まれる工学的、哲学的な考え方が垣間見えるところで、多次元直方体について雑談している場面が私のお気に入りです。
四季の天才っぷり、常人離れっぷりを堪能でき、かつ、それに匹敵する犀川先生の危うげな部分を萌絵と一緒に心配できたので満点です。
『F』を読んだときにそこまで彼女に対し魅力を感じることはなかったが、本作を読んでファンになった。
トリック自体はどれも古典もの時代からよくある類のもので、読んでいる途中におそらく多くの読者は見当がつくものと思われる。
この本はトリックそのものを楽しむことよりも、犀川と萌絵、そして四季のそれぞれの感性を楽しむ純文学のような印象。
楽しめました。
また別の作品で真賀田四季に会えるのを楽しみにしています。
『すべてがFになる』よりもぐっと際立ってます。
そして犀川先生とのわずかなシンパシー。
孤独な天才と天才に唯一認められた人と。
シリーズの最後にふさわしいロマンを感じました。
過去の森博嗣を知らない人は今の作品との違いに衝撃を受けるのではないかと思う。
最近の森博嗣っておもしろいんだけど、なんか物足りないと思っている人、昔好きだったものを今は楽しめないのが自分が成長したからだと思っている人、それが森博嗣の作品にもお同じことが起きているんだと、自分が歳をとったことで趣向が変わったんだと思っている人、もう一度S&Mシリーズを読んで欲しい。
当時読んだあの時と同じように面白い。
変わったのは自分ではなく森博嗣なんだと気づかせてくれる。
それが良いか悪いかではなく、本当の森博嗣は自分の記憶の通りやっぱり素晴らしい。
シリーズ最終作としては「2」にしようかと思ってました。
「これ結構四季不在の物語なんじゃ?」という推測もしたので、
”とっくに死んでるのよ”と繰り出された時には、「やはり」と思うと同時に
「ふざけるな!」と本を投げつけたくもなりましたが。
『すべてがFになる』の解説で、”シリーズ最終作に至ったとき、あなたは作者の策略に驚愕するだろう”とありまして
いったい何が仕込まれているのか?とりあえず今作を読んで唸るものがあれば、
シリーズを通読しようかと、そんな考えで手にしました。
結果、「そんな高尚なものはない」という判断になりましたので、通読はないですな。
そもそも今作は・・・
四季が企てた事件ではなく、別人が画策したものに四季が絡んでくるだけ。
よって、ウェディングドレスをまとった遺体が、開かずの扉から現れるような
ある種の美学を感じさせるようなクライムシーンもないし
一見不可能犯罪のトリックも、「それはないわ」というものだったりします。
事件の舞台は真賀田研究所の劣化コピーだし(広すぎて印象薄まるのも減点)
クビになった職員なのに、やすやすと機密ゾーンに入って行けるのも納得いかない(というか白ける)。
いや、島田も”役者”として動いていたのか・・・。
あ、VRのシステムの中で人が刺されると、本当に死んでいたってとこは面白かったかな。
『クラインの壺(岡嶋二人)』読んだ時に期待するとこでもあったので。
クライマックスのシーンでは、「え、そっち行っちゃう?」的な意味での驚愕展開。
これはなんなんでしょうか、SFでしょうか?戸惑いながら文字を追っていくと・・・
どうも人間の生命感を突き詰めたい感じらしい。
つまり、理系の私小説・純文学みたいなとこが、このシリーズが目指してたものなのか。
最後の章でもう一捻りあるのですが、意外過ぎてなんも言えない。
これ伏線も張ってないでしょ?
なんというか、色々詰め込み過ぎです。
作中で語るとこの、”統合されていない”という天才性を作品で体現しているとすれば、
もしかしたら成功しているのかも知れない。
”神様、よくわかりませんでした”という点も含めて。
ただ、文庫で860ページかけて読んで、行き着くのがそこではねぇ・・・。
という事で、題名に書いた通り、一般人にはオススメ出来かねます。
もしくは、島田荘司氏の解説を先に読んで(ここでネタバレはない)、
そこで書かれたことの確認・検証を試みたくなったら読むのもありかもです。