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誰彼 (講談社文庫) 文庫 – 1992/9/3

4.1 5つ星のうち4.1 24個の評価

謎の人物から死の予告状を届けられた教祖が、その予告通りに地上80メートルにある密室から消えた! そして4時間後には、二重生活を営んでいた教祖のマンションで首なし死体が見つかる。死体は教祖?なぜ首を奪ったか? 連続怪事の真相が解けたときの驚愕とは? 新鋭の骨格豊かな力作。(講談社文庫)


謎の人物から死の予告状を届けられた教祖が、その予告通りに地上80メートルにある密室から消えた! そして4時間後には、二重生活を営んでいた教祖のマンションで首なし死体が見つかる。死体は教祖?なぜ首を奪ったか? 連続怪事の真相が解けたときの驚愕とは? 新鋭の骨格豊かな力作。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (1992/9/3)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1992/9/3
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 442ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 406185240X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4061852402
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.8 x 1.8 x 14.8 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 24個の評価

著者について

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法月 綸太郎
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カスタマーレビュー

星5つ中4.1つ
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24グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2021年1月29日に日本でレビュー済み
初法月綸太郎ものとなる。

著者はいわゆる「新本格」ブームをけん引する作家としてデビューした。
新本格ミステリーについてここで改めて書く愚は犯さないが、まずけん引役となったのは、綾辻行人。それを追うように我孫子武丸、そして著者の法月綸太郎の3名の、京都大学推理研究会のメンバーがデビューし、さらに拡大していったと認識している。

綾辻、我孫子は全てでは無いが読んだことがあり、今回の法月を読んでみた感想だが、3名の作風として、まず綾辻行人を中心に置くならば、シンプルな方向に我孫子武丸、複雑の方向に法月綸太郎を並べる。
この認識はどうだろうか。

そういう感想を持ったとおり、本作は我孫子や綾辻に比べて、かなり文章も硬く、ダークでハードボイルドな印象を受ける。もちろんハードボイルドそのものではなく、がっつり謎解き本格ミステリーだ。
さらに、作中の法月綸太郎と父親の法月警視も、親子というより、尊大な上司と生意気な部下みたいだ。
まあ、人間関係を読むのがミステリーではないのだが。

さて、私は読んでいる途中で犯人が解ってしまった。著者はフェアにやっているつもりなのだろうが、ちょっと読者に対してヒントを出しすぎだ。それはそれでミステリーの面白さなのだが。

簡単に犯人がわかってしまった、ということで★4つくらいかと思ったが、それでも引っ張られ感が強く、面白かったということで★5つとしようか。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年3月29日に日本でレビュー済み
 1989年に出た講談社ノベルスの文庫化。

 著者のデビュー3作目にして、名探偵法月綸太郎が主役を張る最初の作品(登場は2作目)。

 相変わらずキレのあるトリックを見せつけてくれる。後半はどんでん返しの連続で、良くこれだけ練り込んだものだと半ば呆れてしまうくらい。双子を使ったトリックは色々と知られているが、使いようによってはまだまだ新しいパターンが出てきそうだ。

 トリックとは別に、結末のやるせなさ、納得のいかなさも嬉しい。法月の魅力はラストの虚しさにあると思う。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年4月21日に日本でレビュー済み
普通でした。
2007年5月31日に日本でレビュー済み
法月倫太郎の長編3作目。前作『雪密室』が割とまっとうな本格推理だったので、この人はそういう路線に転向したのかと思っていたのですが、今作ではデビュー『密閉教室』で見られた推理の迷宮とでも呼ぶべき、真相(と思われるもの)が次々と変わっていくという技が復活しています。推理小説では双子というモチーフはよく出て来ますが、今作では3人兄弟という設定にすることによって大いに幅を広げています。3人兄弟という設定でどんなネタがあり得るかを全部盛り込んでみたという感じがします。

もう一点面白いのが、新興宗教やジャパゆきさんといった時事ネタを盛り込んでいるところ。もちろん社会派に色目を使ったわけではなく、むしろやたらと人工的な作り物であることを隠していない種類の作品なのですが、それが現実の時事ネタと接点を持つことによって、日常のすぐ裏に非日常があるような、独特の雰囲気を醸し出すことに成功しています。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年10月22日に日本でレビュー済み
偏執的な執拗さがたまりません。

ただ、それが万人に受けら入れるかどうかは分かりません。

法月作品は新書、文庫で出ているものはほとんど読んでいますが、この「誰彼」が一番好きです。次点が「密閉教室」。
(つまりは初期のものか?、、、)

短編集、最新長編「生首に聞いてみろ」(2004)も読んでいますが、どれも佳作、というか決定的な面白さを感じず、「また法月綸太郎を読んでしまったか」、と感じています。
(氏独特の暗さ、閉塞的な雰囲気は嫌いではないのですが。)

何度もそう感じながらもなお新刊を待っているのは、この「誰彼」が忘れられないため、だと思います。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年10月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
探偵が自分で自分の推理を論理的だと自画自賛するが
読者としてはツッコミたくなるほどのガバガバ推理である。
結局、頭部はどうやって処分したのかも全く書かれてなかったような・・・

あとオウム事件の前に書かれたもので新興宗教全般に甘い認識や
祈りの村のモデルはたぶんヤマギシ会であろうが現在の認識からすると
あまりにも美化しすぎでありヤマギシ会の問題を矮小化するものでとても納得できるものではない。
また千石イエスについても現在の認識では犯罪ではないもののいわゆる共依存の状態で
小説にかかれているような牧歌的なものではなく精神病なのだから強制的に引き離すのは
女性の家族としても妥当な処置であると思う。
この小説に書かれている社会問題の論点は現在の認識ではかなり誤った論理でかかれているので
鵜呑みにしないように注意してほしい。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年10月15日に日本でレビュー済み
薄弱な根拠の元で二転三転の推理が展開される。著者の持ち味なのだろうが、やはり私的には少しパーツを詰め込み過ぎているように思われる。法月探偵を初めて読むからか、あまりキャラクターに入れ込めず。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年2月26日に日本でレビュー済み
法月氏が双子をネタにグッリグリにこねくり回した長編がこれ。

双子の入れ代わりをもとに
あいつが誰とかこいつが実は誰とか
実は死んでたとか生きてたとか何たらかんたら・・・・・

はあ。

はっきり言って、読んでるうちに誰が誰でも良くなりました。。

これを私はXファイル現象-
(宇宙人が居るとか居ないとか延々議論し続け過ぎた結果、居ても居なくても
どっちでもいいですという気持ちになったことから転じ、議論が紛糾しすぎる内に
当初の興味を削がれ諦観の境地に至る事)
と呼んでます。

最終的な着地点もあまり居心地がよろしくない。

プロットを練りまわした苦労のあとは伺えるが上手には成功していない。

ファンならば読んでおけばいいという作品。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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