①ロシアはウクライナをロシアの一部と見なしてきた。キエフ公国の建国以来、ロシア帝国、旧ソ連と連邦の一部を成してきた。民族も言語もスラヴ系である。問題はウクライナがNATO加盟を希望した理由である。
②NATOの勢力拡大がロシアの脅威となった。冷戦以後もロシアはNATOの敵であった。ウクライナのクリミア半島、ドンバス地方はロシア系住民が多数を占める。ウクライナのNATO加盟は絶対に阻止する必要がある。冷戦時代は、東欧諸国がNATO陣営とソ連の間に挟まり、緩衝国となっていた。
③ウクライナがNATOに加盟すれば、ロシアはNATO陣営と直接領土を接することになる。しかもロシアには地政学的にも逃げ場がないのだ。中国や北朝鮮、インドは友好関係にあるが、頼りに出来ない。
④こうしたロシアの苦境を地政学的見地から考察する必要がある。
本書に学ぶべきことは多い。
お勧めの一冊だ。