日本に住んでいると、沖縄のブルーゾーンの話に目が行くが、後半に登場するコスタリカのニコヤ半島、ギリシャのイカリア島の章も非常に面白い。
ニコヤの水にはカルシウムが多く含まれているなど、一つ一つブルーゾーンの謎を解き明かしていく様は未知の地を探求していく冒険感にあふれていてスリリングだ。
そして世界各地のどのブルーゾーンでも共通しているのは、長寿にあたって大切なのはストレスの軽減や生きる目的意識を持つことと共に、やはり食生活が重要だということ。
では具体的に何を食べればよいのか、実際の100歳人を例として数多くの食事法が本書に記載されている。これが非常に参考になる。
豆腐は完全食品、ハーブティーを毎日種類を変えて飲む、ナッツを毎日60グラム食べる、などなど有用な知識と助言が数えきれないほど多く記述されている。
今後も何度も見返したい。
全体的な摂取カロリーを抑えることも大事で、ライフスパンでも同様なことが書かれていたと思う。
本書に登場する100歳人は主に自宅で菜園している野菜などを食べていることにも注目。
つまり市販されている加工食品を食べていない。
添加物にまみれ、濃い味付けの塩分過多の食品が身体に悪影響を及ぼすのは火を見るよりも明らかで、便利だからといって加工食品に依存してしまうと長寿からは遠のく。
また、沖縄に本部という地名があるのを初めて知った。
本部が出てくるたびに、てっきりブルーゾーンの研究本部のことかと思っていたが、実はそういう地名だった。本部は名護に近く、沖縄美ら海水族館の近くにある。本部以外でも大宜味村や伊江島の100歳人も登場する。いずれも沖縄本島北部にあり那覇からは離れていることが、加工食品や都市生活のストレスから距離を置けているのだと思う。
著者は沖縄の100歳人が食事の支度をするのを見て、人間という機械の、最も幸せな限界の迎え方を眺めているような気分になったと述べている。
このシーンは美しく、心を打つ。
幸福感に満ちた姿とはこのことなのだろう。
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イメージ付きのレビュー
自然に逆らわない生き方をすれば、人も地球も長生きする
つい先日90歳で他界した父を看取り、人の寿命について考えていた所この本に出会いました。父は晩年脳梗塞・認知症を患い、介護する家族にとってはかなり辛い時期もありました。幾ら長生きしても、ずっとベッドの上だと本人も家族も幸福感は得られないと思います。本書冒頭に記載されている『健康寿命』こそが幸せな老後だと考えさせられました。ただ特別な事はしなくても良い。地球に逆らわない生き方をすれば、心身共に良い人生を送れるのだと思いました。今年55歳、残りの人生をどう生きるかを考える上で大変参考になる本でした。オススメの一冊です。読み返したいところに付箋を付けていたらとんでもない量になってしまいましたw再来週から早速沖縄に探りに行きたいと思います（^_^）v
上位レビュー、対象国： 日本
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2022年11月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
つい先日90歳で他界した父を看取り、人の寿命について考えていた所この本に出会いました。
父は晩年脳梗塞・認知症を患い、介護する家族にとってはかなり辛い時期もありました。幾ら長生きしても、ずっとベッドの上だと本人も家族も幸福感は得られないと思います。
本書冒頭に記載されている『健康寿命』こそが幸せな老後だと考えさせられました。ただ特別な事はしなくても良い。地球に逆らわない生き方をすれば、心身共に良い人生を送れるのだと思いました。
今年55歳、残りの人生をどう生きるかを考える上で大変参考になる本でした。オススメの一冊です。
読み返したいところに付箋を付けていたらとんでもない量になってしまいましたw
再来週から早速沖縄に探りに行きたいと思います（^_^）v
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2022年11月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
かつてのベストセラーだけど、いま読んでとてもためになる！
コロナがあって働き方、生き方に迷う人が、100年を生きた人々がある意味実証してきた「生涯現役」「生き方の極意」を示してくれている！
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