久美子たちも無事に進級して、2年目となった北宇治吹奏楽部での生活。
新3年生となった優子や夏紀たち、そしてクセの強い(個性的という言葉では収まらないような)
新入部員の1年生に囲まれた久美子は、相変わらず(?)色々な出来事に巻き込まれていきます。
しかし、1年間の経験で、久美子や麗奈たちも、どこか登場した最初とは違ったというのか、
変わってきている、そんな風にも思える部分がありますね、うん。
2年目と言うことで、サンフェスなど既登場のイベントの説明はアッサリと流していますが、
部活あるある的な問題が描かれていたりして、「そういう問題も吹奏楽部ではあるのか」と
思いながら読んでいました(※詳しく書くとネタバレになるので、あえてぼかして書いています)。
また、アニメ版では触れられていない久美子と秀一の仲ですが、こちらもさらっと描いていても、
でも、久美子の何気ない仕草から気持ちが伝わってくるような、そんな風にも思ったりしています。
この前編では、北宇治カルテット4人では、葉月ちゃんの描写がやや少ないかな?とも思えるのですが、
アニメ2期で注目されたあの子も何かあるみたいですし(これは後編への伏線なのかな?)、
滝先生を迎えての2年目の北宇治吹奏楽部は、コンクール、果たしてどこまで進むことが出来るのか?
とか、続きが気になる展開となっていて、今から続編が楽しみです。
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響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 前編 (宝島社文庫) 文庫 – 2017/8/26
武田 綾乃
(著)
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劇場版『響け! ユーフォニアム ~届けたいメロディ~』2017年9月30日公開!
シリーズ累計125万部突破の大人気シリーズ、新章がスタートします。
新年度を迎えた北宇治高校吹奏楽部。二年生となった久美子は、一年生の指導係に任命される。
低音パートに入ってきたのは、ユーフォニアム希望を含む4人。
希望者がいたことにほっとする久美子だったが、低音の新入部員たちはひと筋縄ではいかないクセ者だらけだった。
新しい体制となった北宇治吹部は、はたして無事コンクールを迎えることができるのか!?
アニメも大人気の青春エンタメ小説、新章スタート!
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新年度を迎えた北宇治高校吹奏楽部。二年生となった久美子は、一年生の指導係に任命される。
低音パートに入ってきたのは、ユーフォニアム希望を含む4人。
希望者がいたことにほっとする久美子だったが、低音の新入部員たちはひと筋縄ではいかないクセ者だらけだった。
新しい体制となった北宇治吹部は、はたして無事コンクールを迎えることができるのか!?
アニメも大人気の青春エンタメ小説、新章スタート!
- 本の長さ387ページ
- 言語日本語
- 出版社宝島社
- 発売日2017/8/26
- 寸法10.6 x 1.6 x 15.2 cm
- ISBN-104800274893
- ISBN-13978-4800274892
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登録情報
- 出版社 : 宝島社 (2017/8/26)
- 発売日 : 2017/8/26
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 387ページ
- ISBN-10 : 4800274893
- ISBN-13 : 978-4800274892
- 寸法 : 10.6 x 1.6 x 15.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 10,365位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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武田 綾乃(たけだ・あやの)
1992年、京都府生まれ。同志社大学卒。大学在学中の2013年に第8回日本ラブストーリー大賞の隠し玉作品『今日、きみと息をする。』でデビュー。デビュー2作目の『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』はアニメ化され、人気シリーズに。他の著作に『君と漕ぐ』シリーズ、『青い春を数えて』『その日、朱音は空を飛んだ』『石黒くんに春は来ない』など。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年8月28日に日本でレビュー済み
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2017年8月26日に日本でレビュー済み
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まさか出るとは思っていなかった、待望の続編。面白かったです。
進級したある3年生が少しフィーチャーされるのですが、アニメファンには嬉しいです。しかしそれもアニメを1周したぐらいの人だと別に嬉しくもないと思います。このキャラクターも、デザインイメージはアニメ基準になっているし、何回もアニメを見ている人は馴染みのあるキャラクターだと思います。だからこそ、このキャラクターに対する印象が、本だけ読んでる人と違ってくると思います。良くも悪くも。
本を読みすぎ、アニメも見すぎた今では正直どこがアニメでやってて本ではやってないとこだっけ?と細かいところがわからなくなってしまいました。正直、本を読んでても脳内ではアニメが再生されます。本が原作なのに、本はノベライズかな、と錯覚してしまうぐらいです。
本だけの純粋な面白さがわからなくなった自分が、これを書籍としての正当な評価が出せるのかわかりません。
ですが、面白かったです。期待通りの面白さでした。
進級したある3年生が少しフィーチャーされるのですが、アニメファンには嬉しいです。しかしそれもアニメを1周したぐらいの人だと別に嬉しくもないと思います。このキャラクターも、デザインイメージはアニメ基準になっているし、何回もアニメを見ている人は馴染みのあるキャラクターだと思います。だからこそ、このキャラクターに対する印象が、本だけ読んでる人と違ってくると思います。良くも悪くも。
本を読みすぎ、アニメも見すぎた今では正直どこがアニメでやってて本ではやってないとこだっけ?と細かいところがわからなくなってしまいました。正直、本を読んでても脳内ではアニメが再生されます。本が原作なのに、本はノベライズかな、と錯覚してしまうぐらいです。
本だけの純粋な面白さがわからなくなった自分が、これを書籍としての正当な評価が出せるのかわかりません。
ですが、面白かったです。期待通りの面白さでした。
2017年8月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前回の作品の終わり方をみても作者さんはこれでこの小説を終わらせるつもりだったのだと思います。そういう終わり方でした。
アニメでのヒットでの周りの環境の変化すなわち出版や関連の業界、ユーフォフアンによる続編への熱望に後押しされて悩んだ末に描かれたものではないのかと思います。
登場人物はアニメの設定から逆輸入した子達も出てきます。もう、アニメとの両輪で各登場人物がキャラ立ちして作者の当初の設定から良い意味で独り立ちを始めている感じです。また、今回の低音パートも元気です。笑
そして学生の部活動という誰でも経験したこともある事、その思春期の子達の心の動きを描くのが武田綾乃さんの持ち味ですが、本作でも部活動のあるあるがこれでもかという位にてんこ盛りです。部活での後輩への指導の難しさ、上手い後輩と下手な先輩でのオーデションを巡る出来事、希美とみぞれの歪な関係の展開、楽しみながらやろうとする子と求道的に真摯にやろうとする子との衝突、久美子と秀一の初々しい交際の日常。どれも楽しめる話ばかりです。でも奏の副部長である夏紀への反応は非礼、無礼で現実ではあり得ない事。現実なら周囲から初っ端から排撃されること間違いなしですが物語展開から必要な事だったのでしょう。無理筋と思いましたが話は面白かったので良かったです。
いろいろと伏線はばら撒かれました。プロローグとエピローグ、そして自由曲に選ばれた「リズと青い鳥」の内容が今後の展開の大きな流れを作るのでしょう。後編は希美とみぞれをを軸にしていきそうです。そして1年指導係という事で多くの部員との接点が持てた主人公、黄前久美子。黄前相談所が大活躍の予感です。
1年生が43人入った事による大所帯。京都アニメーションもアニメでは一人一人の設定は大切にするので人物設定が大変ですね。
後編が楽しみです。
アニメでのヒットでの周りの環境の変化すなわち出版や関連の業界、ユーフォフアンによる続編への熱望に後押しされて悩んだ末に描かれたものではないのかと思います。
登場人物はアニメの設定から逆輸入した子達も出てきます。もう、アニメとの両輪で各登場人物がキャラ立ちして作者の当初の設定から良い意味で独り立ちを始めている感じです。また、今回の低音パートも元気です。笑
そして学生の部活動という誰でも経験したこともある事、その思春期の子達の心の動きを描くのが武田綾乃さんの持ち味ですが、本作でも部活動のあるあるがこれでもかという位にてんこ盛りです。部活での後輩への指導の難しさ、上手い後輩と下手な先輩でのオーデションを巡る出来事、希美とみぞれの歪な関係の展開、楽しみながらやろうとする子と求道的に真摯にやろうとする子との衝突、久美子と秀一の初々しい交際の日常。どれも楽しめる話ばかりです。でも奏の副部長である夏紀への反応は非礼、無礼で現実ではあり得ない事。現実なら周囲から初っ端から排撃されること間違いなしですが物語展開から必要な事だったのでしょう。無理筋と思いましたが話は面白かったので良かったです。
いろいろと伏線はばら撒かれました。プロローグとエピローグ、そして自由曲に選ばれた「リズと青い鳥」の内容が今後の展開の大きな流れを作るのでしょう。後編は希美とみぞれをを軸にしていきそうです。そして1年指導係という事で多くの部員との接点が持てた主人公、黄前久美子。黄前相談所が大活躍の予感です。
1年生が43人入った事による大所帯。京都アニメーションもアニメでは一人一人の設定は大切にするので人物設定が大変ですね。
後編が楽しみです。
2017年9月3日に日本でレビュー済み
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こんなに中でゴチャゴチャやってるんですか?
3年生に遠慮する1年生
3年間のアローアンスをプライドと勘違いし、馴れ合いたいのに馴れ合えず、苦悩する1年生
女の子が殆どいなかった時代の吹部出身者である自分としては?
トランペットの高坂のような部員ばかりなら、確かに息が詰まるでしょうか、そうかと言って全国金を目指す学校にしては?
2年生になってちょっとノビノビした感じの久美子ちゃん
でも気苦労が絶えませんねぇ、黄前ちゃん
3年生に遠慮する1年生
3年間のアローアンスをプライドと勘違いし、馴れ合いたいのに馴れ合えず、苦悩する1年生
女の子が殆どいなかった時代の吹部出身者である自分としては?
トランペットの高坂のような部員ばかりなら、確かに息が詰まるでしょうか、そうかと言って全国金を目指す学校にしては?
2年生になってちょっとノビノビした感じの久美子ちゃん
でも気苦労が絶えませんねぇ、黄前ちゃん
2018年5月29日に日本でレビュー済み
映画「リズと青い鳥」の原作がこの作品であると聞き、読み始めた次第です。
結論から申し上げますと、映画で中心だった「傘木希美」、「鎧塚みぞれ」の出番は驚くほど少ないです。
それもそのはず、「リズと青い鳥」はスピンオフとしての作品であり大筋の展開からは少し外れているからです。
この「前編」では出番が「後編」よりも更に少なくなっています。
とはいえ映画で見たワンシーンが何度か登場し、その度に映画の切なくも美しい情景を思い出し、楽しむことが出来ました。
のぞみとみぞれ以外の登場人物も魅力的ではありますが、2人の掛け合いを期待して読むと困惑するかもしれないということは購入する前に抑えておいて欲しいです。
結論から申し上げますと、映画で中心だった「傘木希美」、「鎧塚みぞれ」の出番は驚くほど少ないです。
それもそのはず、「リズと青い鳥」はスピンオフとしての作品であり大筋の展開からは少し外れているからです。
この「前編」では出番が「後編」よりも更に少なくなっています。
とはいえ映画で見たワンシーンが何度か登場し、その度に映画の切なくも美しい情景を思い出し、楽しむことが出来ました。
のぞみとみぞれ以外の登場人物も魅力的ではありますが、2人の掛け合いを期待して読むと困惑するかもしれないということは購入する前に抑えておいて欲しいです。
2018年3月22日に日本でレビュー済み
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響け!シリーズの続編が出るなんて思わなかったので、作品の良し悪しはともかく、出していただけるだけで有難かったのですが、
武田先生、なめてました、すみません。
かつての三部作が霞むくらい面白かったです。
久美子たちが新たな試練にぶつかる前兆の、ひりひりとした緊張感に、これまでにない迫力を感じました。
今後も期待しております。
武田先生、なめてました、すみません。
かつての三部作が霞むくらい面白かったです。
久美子たちが新たな試練にぶつかる前兆の、ひりひりとした緊張感に、これまでにない迫力を感じました。
今後も期待しております。
2017年8月28日に日本でレビュー済み
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一度は完結した物語です。個人的には3作目「…最大の危機」がベストでしたが、前編を読んで後編への期待が高まっております。武田先生には感謝いたします。
今作は2年生となった久美子たちが以前の先輩の立場に立ち、迷いながらも1年生、3年生と向き合い全国大会に向けて進んでいきます。
そして、前作でメインの登場人物ではないけれど、なぜか気になっていた二人のいく末が今回の自由曲のテーマと絡んでいます。
前編を読んでから、最初のシーンを読み直すと、二人の立ち位置が見えてきますね。
なお、個人的には、緑輝の説く無償の愛説をとりたい、久美子の独白はかなり黒いです。
今作は2年生となった久美子たちが以前の先輩の立場に立ち、迷いながらも1年生、3年生と向き合い全国大会に向けて進んでいきます。
そして、前作でメインの登場人物ではないけれど、なぜか気になっていた二人のいく末が今回の自由曲のテーマと絡んでいます。
前編を読んでから、最初のシーンを読み直すと、二人の立ち位置が見えてきますね。
なお、個人的には、緑輝の説く無償の愛説をとりたい、久美子の独白はかなり黒いです。
2017年11月2日に日本でレビュー済み
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アニメ版を見て面白かったので本作を購入。
みんな少しずつ成長していく姿が微笑ましい。
みんな少しずつ成長していく姿が微笑ましい。